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ドクターズインタビュー

院長Keisuke Kawai

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ドクターズインタビュー

生活習慣病と睡眠時無呼吸症候群は、気づかないうちに心臓や血管へ負担をかけることがあります。循環器内科で経験を積んできた河合先生は、地域のかかりつけ医として「無理なく続けられる治療」と「相談しやすい診療」を大切にしています。
今回は、無呼吸への取り組みや生活習慣病の考え方、治療で重視しているポイントについてお話を伺いました。

医師として、生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群に取り組む背景

医師として、生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群に取り組む背景

生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群に取り組むようになったきっかけを教えてください。

研修医の時代から、高血圧や心臓病、脳血管疾患の患者さまを診る中で、睡眠時無呼吸との関連に触れる機会が多くありました。府中病院にいた頃は、入院された方の多くに無呼吸のチェックをおこなっており、そこから治療にも関わってきた経緯があります。当時は今ほど無呼吸が注目されていなかったのですが、心不全治療との関係も指摘されるようになり、必要性を強く感じていますので当院でも取り組むようになりました。

なぜ睡眠時無呼吸症候群に注力されているのですか?

循環器疾患の背景には、高血圧・脂質異常症・糖尿病と同じように、「眠っている間の呼吸の乱れ」が深く関係しています。無呼吸は心臓にも血管にも負担をかけてしまうため、治療することで血圧の改善が見られる人が多くいます。それにもかかわらず、一般の方には認知が十分ではなく、必要性が伝わりにくい状況があります。リスクがあることを知って、必要な方が早めに検査につながる環境をつくりたいと考えています。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群

どのような方に睡眠時無呼吸症候群の検査をおすすめしていますか?

特に「血圧がコントロールしにくい人」は無呼吸の可能性を疑うことが多いです。薬を調整しても安定しない場合、眠っている間の無呼吸が影響しているケースがあります。無呼吸の治療によって血圧が下がる方も多いため、一度検査を受けてもらう価値があると感じています。

患者さまへ治療をすすめる際に大切にしていることはありますか?

無呼吸の治療は、患者さまご本人が必要性を理解しているかどうかが大きく影響します。パートナーに強く心配されて受診する場合はスムーズですが、ご本人に自覚が少ない場合はハードルが高いと感じられます。ただ、こちらから一方的におすすめしても受け入れられないことが多いため、患者さまご自身のタイミングを尊重しながら進めるようにしています。

検査や治療はどのように進みますか?

検査機器は自宅に配送され、患者さまご自身が説明書に沿って装着していただきます。使用後は返送してもらい、結果が出た時点で受診していただく流れです。治療が必要な場合は、業者のスタッフが機器を自宅に設置し、使い方の説明もおこなうため、患者さまにとってご負担の少ない方法になっています。
通院は月に一度が基本ですが、ケースに応じて相談しながら決めています。

生活習慣病

生活習慣病

生活習慣病の治療で大切にしている考え方を教えてください

生活習慣病は、数日で改善するものではなく、長く付き合っていく必要のある病気です。まず生活習慣を整えることが大切ですが、無理な方も多く、薬を飲みたくない方も一定数います。そのため、ご本人の意欲や生活状況を見ながら、できる範囲の取り組みから始めるようにしています。

薬の開始や調整はどのように判断されていますか?

薬の開始や増減は、患者さまとの相談で進めています。血圧の薬を飲み始める、薬を増やす、別の薬に切り替えるといった判断は、押しつけではなく話し合いを重ねて決める方針です。脳血管疾患や動脈硬化のリスクが高いと判断した場合には、早めの治療が必要になるため、丁寧に説明しご納得いただきながら早期に進めています。

食事や運動について、どのように指導されていますか?

食事や運動は毎日の積み重ねが必要なため、
理想論だけを押しつけるような指導では続きません。

糖尿病の方でも、間食を完全に否定するより、間食を食べた日の夕食の量を少し減らしたり、お散歩を増やしたりするといった現実的な工夫をご提案しています。膝や腰が悪くて歩けない方に運動だけを求めるのではなく、その人ができる形で調整しながら続けていける方法を一緒に考えています。

生活習慣病ではどれくらいの頻度で検査されるのでしょうか?

現在は半年に一度の検査を基本としています。生活習慣病は自覚症状が少ないため、データで変化を確認しながら進めることが治療の継続にもつながります。

年齢層によって治療へのアプローチは変わりますか?

若い方は自分で調べて治療に積極的に取り組む方が多く、薬の種類や費用についても理解が早い傾向にあります。一方で高齢の方は薬の変更や検査を急には受け入れていただけないことも多いため、何度かに分けてご説明し、ご本人のペースに合わせながら進めるようにしています。厳しく言われたいタイプの方もいるため、その人の性格に合わせたコミュニケーションを心がけています。

患者さまへのメッセージ

患者さまへのメッセージ

最後に、患者さまへメッセージをお願いします

まずは何でもお気軽にご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群にお悩みの方へ

睡眠時無呼吸症候群は、まず「知ること」がスタートになります。
少しでもお心あたりがある方は、ご相談していただけると治療につながりやすくなります。

生活習慣病にお悩みの方へ

生活習慣病は毎日の生活の延長にある病気なので、かかりつけ医と一緒に長く取り組んでいくことが大切です。
健診結果を放置せず、必要な検査や治療を適切なタイミングでおこなうことで、病気を未然に防ぐことにもつながります。

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